小学生コース
◆受験しない小学生が塾に通う意味◆
小学生の通塾というと、中学受験が真っ先に思い浮かぶかと思います。
それでは、受験しないお子さんの場合ではどうでしょうか?
受験しないのであれば、塾に通うというイメージは持ちにくいと思います。(公文式ぐらいでしょうか)
そこをあえて、「ぜひとも塾に通って欲しい」とお伝えしたいです。
時間的にも気持ち的にも余裕があるこの時に、中学へ繋がる盤石な基礎力を身に付けてもらいたいからです。
勉強内容としての基礎はもちろんのこと、日々の学習習慣、じっくり考える習慣など、中学進学前に土台を作っておくと進学後にとてもスムーズに波に乗れます。
通塾については「まずは様子を見てから」という考え方もありますが、中学への布石を打つというイメージで捉えて頂ければと思います。
◆「計算の算数」から「思考の数学」へ◆
サトラボでは小学生コースの指導教科は算数のみになります。
中学生に数学を教えていて痛感するのが、小学算数の重要性です。
「小学校の算数のテストは毎回ほぼ100点だったのに、中学で分からなくなってしまった」
「算数が得意だと思っていたのに、中学になって苦手になってしまった」
「計算は得意なのですが、それ以外が苦手で、、、」
このような中学生が塾に助けを求めるというのを、これまで少なからず見てきました。
中学生になって「分からなくて困った」となってしまう教科は、ダントツで数学です。
学習する内容のレベルが上がる、進度が速いなど色々と原因はありますが、多くのケースでは小学算数の土台のもろさが主原因です。
「小学校のテストで点が取れていたこと」=「土台がしっかりしている」とは言い切れないのが現状です。
筆算で計算、分数の計算、公式を使って計算、、、こういうことをしっかり出来ていれば小学校の単元テストであれば満点近くを取ることはできます。
しかし、自分がやっていることについて、イメージを持って、意味が分かってやれているでしょうか?
何も考えずただ計算するだけの「作業」になっていませんか?
(計算力を否定しているわけではなく、それだけでは不足ということです)
何を求めるのか、何をしようとしているのか、この計算の意味は何か、というように、常にやっていることを意識し、考えることができなければ中学数学で早々に行き詰まります。
「計算の算数」を脱して「思考の数学」にステップアップを目指します。
◆こんな解き方していませんか?◆
以下に挙げるようなことに当てはまっていたら要注意です。
・文章題を解く時に、とにかくすぐ式を立てようとする
→「自分がこれを求めたいからこういう式を立てる」という意識が薄い可能性があります。
「式を立てれば答えが出る」ではなく「求めたいものがあるから式を立てる」という意識が必要です。
・「296+197」を筆算しないと解けない
→ 293+200になるというイメージが持てていない可能性があります。
・「0.5を分数にしなさい」を5/10にして約分しないと出せない
→ 1の半分というイメージが持てていない可能性があります。
・「15分で4km進む自転車の時速は?」を 4÷(15/60)として計算する
→ 公式を使えば解けると思ってしまっています。時速が何かが分かってない可能性があります。
時速は1時間で進む距離を求めればいいので、15分で進む距離を4倍にすれば求められます。
つまり、4×4=16km と出すのが最速です。
・「濃度20%の食塩水には食塩が20g溶けています。食塩水は何gですか?」を20÷(20/100)で計算する
→ 20%分が20gで、100%分を求めればいいので、20%分の5倍をすれば100%になります。
つまり、20×5 = 100g と出すのが最速です。
大人が見たら、「そりゃこう考えるでしょ」という内容ばかりです。
特に4つ目の速さの例については、4÷(15/60)なんて考えている大人はいないと思います。
しかし、このような考え方が出来ない小学生が多くいるというのも事実です。
例で挙げたような数に対するイメージ、思考のクセを小学生のうちにしっかり自分のものにして、中学数学へ備えるというのが小学生コースの主な狙いです。
◆主な指導内容◆
中学数学へ直結する以下の分野を重点的に扱っていきます。
分数、単位量、割合、速さ、比、比例/反比例 など
(及び、これらの文章題)
※ 計算、図形なども適宜扱いますが、全分野を全方位的に学習するというスタイルではありません。
あくまでも、中学数学へ繋がる土台を作るのが目的です。
※ また、中学受験のための指導は基本的には行っておりません。
結果的に受験するお子さんもいますが、中学数学へのスムーズな接続が指導の主な狙いです。
◆授業時間と費用のご案内◆
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